子供の頃、大空の高いところは、太陽に近いのに、なぜ温度が低くなるのか理解できませんでした。山の高いところに最初に雪が積もります。地上の低いところよりも高いところのほうが温度が低いというのはなかなか不思議なものです。
なぜ、上空の温度は低いのでしょうか
雪の結晶のもとになる小さな氷の結晶、まだ雪と呼べないような大きさの最初の一粒を氷晶核といいます。
この小さなものがないと雪はできないのです。
雪の結晶が大きく発達するために、水蒸気が集まる(凝縮する)きっかけのようなもの、それが氷晶核です。
結晶に似たものに、微結晶というものがあります。微小な結晶がたくさん集まって、一つの塊になっているものです。
小さな一つ一つの結晶は規則的な原子の配列でできているのですが、結晶が大きく成長していないのです。
雪は単に水が凍ったものではありません。
雪は氷の結晶です。
結晶になりやすい物質となりにくい物質もありますが、結晶にはその核になるものが必要で、うまく条件がそろわなければ、結晶にはなりません。雪の結晶が成長していくための最初の部分を氷晶核といいます。
最近の研究では、水蒸気はいったん水滴になり、水滴が凍って丸い氷の核ができ、この核が徐々に成長して、六角形の結晶構造の雪へと発展・成長していくのだと考えられるようになってきました。
雪のように見えるものの代表的なものは、カキ氷ではないでしょうか。氷を削ると、まるで綿のようなふわふわとした氷がお皿の上に溜まっていきます。まさに雪が積もるのと同じように見えます。あのカキ氷は、雪ではないのでしょうか?
残念ながら、あの雪のように見えるカキ氷は雪ではありません。単に氷を削ったものなのです。雪と氷を削ったものは別のものなのです。